【EDH】ヘイトカードについて
2015年7月24日 EDH コメント (2)EDHにおいて特に初速が劣るデッキは盤面を膠着させるためにヘイトカード(ここでは色々な行動に制限をかける主にパーマネントカードを指します)を置くことがあると思います。
むしろ実質的な初動がヘイトカードであることが少なくないデッキもあるでしょう。
これらを紹介しつつどのような行動がヘイトカードに強いのかを考えてみたいと思います。
《無のロッド》
《石のような静寂》
マナ能力を含めたアーティファクトの起動型能力を禁止します。
非緑のデッキの多くはマナ加速をアーティファクトに依存しているかと思いますのでこれらは緑系、ストーニーもほぼ緑白の入ったジェネラルに入るものかと思います。
《呪われたトーテム像》
《静寂の守り手、リンヴァーラ》
クリーチャーの起動型能力を禁止します。
トーテムはヌルロとは逆に自分がクリーチャーの起動型能力を使わない主に非緑系のデッキに入るものかと思います。
EDHにおいて必須と言ってよいファクターにマナ加速が挙げられますがこの二種類のヘイトカードでかなりその融通は狭まります。
これを全く意に介しないマナ加速は《繁茂》系、《不屈の自然》系、《大地の知識》などかなり限定されます。逆に言えば《繁茂》や土地を並べるという行動は相対的に数が少ない《ハルマゲドン》系の呪文以外には基本的に妨害されづらいマナ加速と言えます。
その代わりこれらには《Mana Crypt》や《ティタニアの僧侶》のような軽くて爆発力のあるものが無いのでこれらのヘイトカードが存在しないケースではそれらだけでは展開で後手を踏みがちです。
ところで上記二種類のヘイトカード群には「起動型能力の制限」という共通項があります。
そう、起動型能力、誘発型能力、常在型能力の中で最も制限されやすいのは紛れもなく起動型能力なのです。
誘発型能力を禁じるカードは《倦怠の宝珠》、《静翼のグリフ》などが挙げられますががこれらの採用率はやはり起動型能力を禁じるカードより低いのです。
また、エンチャントの起動型能力を制限されることはクリーチャーやアーティファクトに比べてかなり少ないところも注目すべきでしょう。
次に、サーチを制限するヘイトカードを挙げていきます。
《締め付け》
《エイヴンの思考検閲者》
《レオニンの裁き人》
《精神固めの宝珠》
あたりが見かけるラインでしょうか。
《汚れた契約》の耐性の高さが光ります。
《進化の飛躍》もここの妨害されなさは《適者生存》と差別化をはかれますね。元々用途が全く違いますが。
次に、ドローを制限するヘイトカードを挙げていきます。
《概念泥棒》
《メフィストフェレスの鎖》(綴り知らぬ(手打ち))
《聖別されたスフィンクス》
これらは「トップのカードを手札に加える」行為には干渉しません。
《巻物棚》あたりはこの手のカードに妨害されないわけですが特筆すべきは《ネクロポーテンス》と《未来予知》が止まってないことです。
上述の通りエンチャントの起動型能力は止まりにくいのですがとにかくネクロは《真髄の針》レベルでないと通ってしまったが最後大量ドローを許してしまうことがほとんどでしょう。
この点においてはEDH最強エンチャントは《リスティックの研究》でも《森の知恵》でもサーチが制限されうる《適者生存》でもなく《ネクロポーテンス》ではないかとこの角度から局地的に考えられます。(そもそもカードパワーに大分差がある)
そして呪文のプレイを制限するヘイトカード。
《秘儀の研究室》
《法の定め》
《三なる宝球》
《スレイベンの守護者、サリア》
《抵抗の宝球》
《アメジストのとげ》
《沈黙のオーラ》
《磁石のゴーレム》
《アウグスティン四世大判事》
さらに実質的な制限を加えるカードとして
《リスティックの研究》
《Mystic Remora》
《自由なる者、ルーリク・サー》
あたりが挙げられるでしょうか。
総じて高速デッキやチェインコンボ系に刺さっている印象です。
逆に各プレイヤーが1ターン1アクション前後に抑えられても困らない低速寄りのデッキが有利になりやすい印象でもあります。
《エメリアの盾、イオナ》や《セファリッドの女帝、ラワン》はそういう観点からは例外的ですね。
最後に墓地対策
《大祖始の遺産》
《虚無の呪文爆弾》
《安らかなる眠り》
《墓掘りの檻》
《屑山の人形》
《ボジューカの沼》
あたりが見かけるラインでしょうか。
特筆すべきはRIP以外は探査呪文に対する耐性が低いというところ。
《時を越えた探索》はEDHでもパワーカードであり、探査が妨害されにくいという観点からも強力だと言えると思います。
だいたい書きたいことは書いたような…
この記事を見て様々な異論があると思います。
是非コメントして僕のガバガバEDH論を鍛えてください。
むしろ実質的な初動がヘイトカードであることが少なくないデッキもあるでしょう。
これらを紹介しつつどのような行動がヘイトカードに強いのかを考えてみたいと思います。
《無のロッド》
《石のような静寂》
マナ能力を含めたアーティファクトの起動型能力を禁止します。
非緑のデッキの多くはマナ加速をアーティファクトに依存しているかと思いますのでこれらは緑系、ストーニーもほぼ緑白の入ったジェネラルに入るものかと思います。
《呪われたトーテム像》
《静寂の守り手、リンヴァーラ》
クリーチャーの起動型能力を禁止します。
トーテムはヌルロとは逆に自分がクリーチャーの起動型能力を使わない主に非緑系のデッキに入るものかと思います。
EDHにおいて必須と言ってよいファクターにマナ加速が挙げられますがこの二種類のヘイトカードでかなりその融通は狭まります。
これを全く意に介しないマナ加速は《繁茂》系、《不屈の自然》系、《大地の知識》などかなり限定されます。逆に言えば《繁茂》や土地を並べるという行動は相対的に数が少ない《ハルマゲドン》系の呪文以外には基本的に妨害されづらいマナ加速と言えます。
その代わりこれらには《Mana Crypt》や《ティタニアの僧侶》のような軽くて爆発力のあるものが無いのでこれらのヘイトカードが存在しないケースではそれらだけでは展開で後手を踏みがちです。
ところで上記二種類のヘイトカード群には「起動型能力の制限」という共通項があります。
そう、起動型能力、誘発型能力、常在型能力の中で最も制限されやすいのは紛れもなく起動型能力なのです。
誘発型能力を禁じるカードは《倦怠の宝珠》、《静翼のグリフ》などが挙げられますががこれらの採用率はやはり起動型能力を禁じるカードより低いのです。
また、エンチャントの起動型能力を制限されることはクリーチャーやアーティファクトに比べてかなり少ないところも注目すべきでしょう。
次に、サーチを制限するヘイトカードを挙げていきます。
《締め付け》
《エイヴンの思考検閲者》
《レオニンの裁き人》
《精神固めの宝珠》
あたりが見かけるラインでしょうか。
《汚れた契約》の耐性の高さが光ります。
《進化の飛躍》もここの妨害されなさは《適者生存》と差別化をはかれますね。元々用途が全く違いますが。
次に、ドローを制限するヘイトカードを挙げていきます。
《概念泥棒》
《メフィストフェレスの鎖》(綴り知らぬ(手打ち))
《聖別されたスフィンクス》
これらは「トップのカードを手札に加える」行為には干渉しません。
《巻物棚》あたりはこの手のカードに妨害されないわけですが特筆すべきは《ネクロポーテンス》と《未来予知》が止まってないことです。
上述の通りエンチャントの起動型能力は止まりにくいのですがとにかくネクロは《真髄の針》レベルでないと通ってしまったが最後大量ドローを許してしまうことがほとんどでしょう。
この点においてはEDH最強エンチャントは《リスティックの研究》でも《森の知恵》でもサーチが制限されうる《適者生存》でもなく《ネクロポーテンス》ではないかとこの角度から局地的に考えられます。(そもそもカードパワーに大分差がある)
そして呪文のプレイを制限するヘイトカード。
《秘儀の研究室》
《法の定め》
《三なる宝球》
《スレイベンの守護者、サリア》
《抵抗の宝球》
《アメジストのとげ》
《沈黙のオーラ》
《磁石のゴーレム》
《アウグスティン四世大判事》
さらに実質的な制限を加えるカードとして
《リスティックの研究》
《Mystic Remora》
《自由なる者、ルーリク・サー》
あたりが挙げられるでしょうか。
総じて高速デッキやチェインコンボ系に刺さっている印象です。
逆に各プレイヤーが1ターン1アクション前後に抑えられても困らない低速寄りのデッキが有利になりやすい印象でもあります。
《エメリアの盾、イオナ》や《セファリッドの女帝、ラワン》はそういう観点からは例外的ですね。
最後に墓地対策
《大祖始の遺産》
《虚無の呪文爆弾》
《安らかなる眠り》
《墓掘りの檻》
《屑山の人形》
《ボジューカの沼》
あたりが見かけるラインでしょうか。
特筆すべきはRIP以外は探査呪文に対する耐性が低いというところ。
《時を越えた探索》はEDHでもパワーカードであり、探査が妨害されにくいという観点からも強力だと言えると思います。
だいたい書きたいことは書いたような…
この記事を見て様々な異論があると思います。
是非コメントして僕のガバガバEDH論を鍛えてください。
コメント
置物系妨害と言えば後は土地拘束ですかね。
嵌まれば投了クラスの「汚染」、モダン需要も高い「血染めの月」の他、「月の大魔術師」、「宝石の広間」、「基本に帰れ」なんかが需要高い所でしょうか。
一時期うちの交流会では青いデッキ殺す為に「沸騰」なんかが流行ったりもしましたが。そ
他には対置物用置物の「オーラの破片」なんかもヘイト高いですね。
基本に帰れや汚染はメジャーですね
窒息や花の絨毯、あとサーダ対策で僕はアーカムに統率の塔を入れたりしていますが特殊土地ヘイトカードもあるのでこの辺は難しいところだと思います
沸騰は窒息にも言えることですが青系の中でも特に青が濃くないと刺さらないのでヘイトカードの中では全体に影響を及ぼせないものだと思います
オーラの破片は多色カードなので失念してました…
割り先に困ることが無い環境なのでもはや純粋なパワーカードというレベルですね