DGM環境に入ってトリコに二種類の有望な除去が追加されました

《変化+点火/Turn+Burn》と《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》。

どちらも柔軟性が高くアグロにもミッドレンジにも打てる優良インスタントだと思います。
メタに合わせてカードを選択するこのアーキタイプにとって選択肢が増えるのはそれだけでメリットですね。

この二枚のカードの差異をまとめて自分やみなさんの判断材料に少しでも役立てれば幸いかと思い
思うところをつらつらと書いてみたいと思います。


変化点火がらせんに優る点

・序盤から融合せずに点火を打つことで高速アグロ相手にテンポを取れる
・融合して一体に打つことでPIGやスラーグ牙の誘発を防ぎつつ除去できる
・瞬唱から変化をFBすることでコンバットトリックとして働く。この際上で述べたPIG等も防げるのは優秀
・融合するとタフネス5以上も難なく除去できる。また、ガーゴイルやタージクなど破壊されない生物も殺せる。なお貴種は殺せんもよう
・融合して二体に打つことでワンチャンアドが取れる

らせんが変化点火に優る点

・ライフゲインができる。カリタツの2点ゲインが偉いとされるご時世に4点ゲインは立派
・PWに打てる。タミヨウとジェイス以外は確殺でドムリやガラク、リリアナの+スタートを殺せる。
・本体に打てる。瞬唱でFBすると都合8点なので修復がいればオレリア死ラインまで削れる
・変化点火融合より1マナ軽い。これは相手の先手5t目の狂気の種父を殺せるということなので致命的なアド損を防げる。
・変化点火は瞬唱から融合してFBできない。こちらはできる。つまり狂気の種父を二度殺せるということ。偉い。
・変化点火は+1/+1カウンターが複数乗ってると効かない

DGM環境のスタンを幾らか回して思ったのはこんなところでしょうか。
どちらも中盤以降のファッティを殺すときに真価が発揮されるカードなので環境の主なファッティに対する相性を見てみましょう


対スラーグ牙

場を離れたときの誘発を防げるので変化点火のほうが優秀。ただしらせん打って他の生物とまとめてそのあと思考の評決で流すこともあるのでその場合は4点ゲイン分らせんが強い

対静穏の天使

らせんじゃ殺せもしないが変化点火融合で死亡誘発も防げるので変化点火に軍配

対狂気の種父

瞬唱からのFBでも殺せる分らせんのほうが強い

対オブゼダート

らせんじゃ殺せない

対血男爵

らせんじゃ殺せない

対霊異種

どちらも基本的に殺せない

対地獄乗り

地獄乗りが入ってるようなアグロなデッキにはらせんの4点ゲインが素敵

対オリヴィア

どちらも殺せないのはオリヴィアの赤能力を二回起動できる状況なので一緒


とまあ基本的には変化点火のほうが殺せる幅は広いわけですか
本体及びPWに打てる&ライフゲインがあるのでらせんが劣ってるとは一概には言えません

スラーグ静穏に打ちづらいドランなんかのマッチでもロクソドンや修復をテンポ良く除去できるのでらせんは完全には腐りません。
イゼットの静電術士がいればらせんの殺せる範囲はタフネス5に至るのでオブゼダートやヘルカイトも殺せます
また、変化単体で使ってコンバットトリックを仕掛ける場合もそもそも攻撃クリーチャーに対してトリコは往々にしてアゾリウスの魔除けを握っていることも付け加えておきます

僕はプレイングに自信がなくある程度ライフを安全に保てるらせんのほうが好みではありますが変化点火がないと詰むマッチもあります。
瞬唱からのFBの選択肢があると良いことなどありますのでどちらもフル投入はせず好みのバランスでどちらも入れておくのが無難なのではないでしょうか。

長文になってしまいました。
みなさんのトリコライフに少しでも益になればいいですね。

コメント

D@i5
2013年5月24日22:53

《変化+点火/Turn+Burn》好きなので記事を楽しく読ませていただきました

リンクさせていただきます、よろしくお願いしますm(__)m

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