アクセス稼ぎたいんでちょっとホットな話題で書いてみましょう(直球)

本日の発表で死儀礼のシャーマンの禁止、野生のナカティルの解禁と同時に苦花がモダンで解禁されました。
フォーマットへの影響という点で言えば緑黒系のデッキならほぼ必須であった死儀礼禁止が最も話題にされるべきでしょう。
しかし、この三つの中で最もホットなのは苦花です。なぜでしょう。

先週の時点で苦花解禁という怪情報とそれと前後して主に首都圏での苦花の買い占め、高騰がありました。
先週末の時点で大きなカードショップでは4,000円は確実に上回るものとなりました。
果たして今日、渦中の苦花は解禁され高騰はそのままに10,000円を超える値段で売るお店も現れました。

これほどの暴騰は大変珍しいものです。記憶に新しいのはレジェンドルールの変更によるガイアの揺藍の地、オパールのモックスらの高騰でしょうか。
さらに最近になるとPTテーロスでの青単の浸透により1日で夜帷の死霊や波使いが高騰した例もありましたがこれらと比較しても上がり幅においてかなりの差があると思います。

何が起きているのか。誰が悪いのか。そもそも悪いことなのか。

僕個人としては胸糞の悪い事案です。
苦花を買い占めた人の内何割がモダン新環境での新しいアーキタイプやメタゲームを想定したのか、
本当に苦花はこの額に見合う強さを発揮できるか。
その検討が行われた結果なのでしょうか。

主観的にはそうは見えません。それが不愉快なのです。

しかし、誰が悪いかというとこれは特定の誰とは言い難いところがあります。
例えば転売ヤーが批判の槍玉に挙げられることはプレイヤーの心象的に自然なことだと思います。
ですが転売ヤーという存在が忌み嫌われる理由というのは我々が遊んでいるゲームに介入してカードの高騰を招き快適なカードの供給を滞らせることにあると思いますが、
それは絵画に例えると画商のようなものだし(もちろん違いは多々ありますが)、一概に存在そのものを否定することはできません。
極論を言えば高騰した額でもどうしても使うと言う人が個人的に好きなカードだからであれ、メタゲーム的に使わない選択肢がありえないからであれお金を出すのだから
特に後者の意味で使いたいのにお金が出せないからと忌み嫌うのはお金のない我々が悪という話にまでなってしまいます。
また、お店からすればカードが高く売れればそれに越したことはないし、お店に安くしろというのは営業妨害レベルのお話です。

今回批判すべきことがあるとすれば情報の不透明性でしょう。
明らかに一部の人間に情報が行き渡り、それが公式で発表される前に露骨な高騰がありました。
苦花が解禁されればスタンダードのみならず、エクステンデットまで支配した実績のあるカードです。
モダンというさらに広いフォーマットでも需要が全くないというのは考えづらく、
これほどではなくとも値段の高騰は起こっていたでしょう。

しかし、明らかに今回は一部にリークがあり、それを信じて買い占めた人々が使うにせよ使わないにせよ得をした事実。
これはさすがに不公平と言わざるをえません。
またこの上がり幅に関して上に述べたような本来起こっていたであろう高騰を大きく上回る値上げ幅に一種の炎上商法のような要素も感じられ、
僕の好きなカードゲームを汚されたという気持ちがあります。

苦花というカードはあくまで主観ですがHymn to Taurachのような黒好きの象徴、
MTGのゲームの中で、歴史の中で欠かせないカードだと思っています。
苦花を汚すな、MTGを汚すな。

今回の一連の事案は本当に残念でした。
別にまとめとかないです。気持ちをぶん投げただけなんで文脈もまるでなくて申し訳ありません。

コメント

nophoto
774
2014年2月4日18:34

>>明らかに一部の人間に情報が行き渡り、それが公式で発表される前に露骨な高騰がありました。

結局、これも推測の域を出ないから中々もどかしくはありますねぇ・・・

個人的にはネット売買が盛んになったことで先物買いをする人が増えた

苦花自体が解禁されてもよいレベルのカードだった、

という二点からリークは無かったと思っていますが。本当にリークがあったのであれば少し前に高騰した石鍛冶も解禁されてないとおかしいわけですし。

イシバ
2014年2月5日17:17

石鍛冶についてはレガシーにおいて真の名の宿敵が刷られたことによるエスパー石鍛冶の台頭という高騰の根拠がありますので解禁前にレガシーで確たる地位を築いていなかった苦花との単純比較は難しいと思います。
確かにリークどうこうというのは推測の域を出ない話なので断言は難しいものですが
石鍛冶の高騰は今回の苦花案件を否定する根拠としては弱いものだと自分は考えています。

nophoto
20140419
2015年9月25日20:19

横から失礼します。苦花の高騰については当時色々言われていましたね。

自分もこの件に関しては思うことがあって書いてみたので読んで頂ければ幸いです。


《禁止改訂》晴れる屋は苦花の解禁やフェッチランドの再録といった情報を事前に入手していた!?  ←んなこたぁない
tp://mtgmtg.diarynote.jp/201501200146501319/

イシバ
2015年10月11日16:21

記事拝読させていただきました
僕のこの記事が一年半前のことで諸々の事情に対する記憶が曖昧になっており細かい補足や反駁はできません
ですがこのような陰謀論は所詮悪魔の証明であり、情報格差があることを確信することはあってもないことを確信できることはないのかなあとも思います
僕がもう少し大手ショップの値動きを細かく追っていれば最近の事情も鑑みたコメントができたでしょうが元々そういう情報をちゃんと追っているものでもないので気の利いたコメントができず申し訳ありません

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